第3回 「陥りやすい『保湿信仰』 」

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『保湿信仰』に気をつけて!

私はいつも「TVや雑誌の美容情報を鵜呑みにしてはいけません!」と申し上げ続けてきました。
その注意喚起を促したくて、この“都市伝説”のコーナーも始めたわけですが、
特に騙されてほしくないのが、今回テーマに取り上げた『保湿信仰』です。

連日、化粧品のCMなどでいかにも
“保湿さえしていれば肌のトラブルは何もかも解決できる”
的なことを言いまくっているので、ついつい信じてしまう方も多いかと思いますがそれは大きな間違いです!!

確かに、保湿が必要なお肌の方や時季はあります。
しかし、肌質もトラブルもそれぞれであり、その解決方法や肌を若返らせるプロセスもお一人お一人全く異なるわけですから、「保湿が一番重要です」などと十把一絡げにする化粧品会社は、全く信用できないことを覚えておいてください。

そもそも、保湿する程度でトラブルを解決し、肌を若返らせることができるほと単純な話なら、
我々専門家は、なんの苦労もありません。

肌の状況は、人それぞれに違います

例えば、40代女性の肌トラブルの大きな要因は、年齢を重ねるたびに、
肌が入れ替わる力(新陳代謝)や、必要なタンパク質(コラーゲンなど)を生み出す細胞の能力や数が低下することが原因です。

そのせいで、シミやシワ、たるみといったトラブルが発生するわけですが、ここに化粧水や乳液・クリームを投じても、肌の上で起こる反応は、剥がれ落ちるべき老化角質がより厚く重なり、くすみや毛穴の黒ずみ、肥厚性のシミの原因になるだけです。

保湿が全てではないのです

繰り返しますが、保湿が必要な肌や時季はあります。

でも、闇雲に保湿だけしたからといって、低下した新陳代謝や
細胞の働き取りを戻すなんて絶対にあり得ません。
逆に、トラブルを増やことさえあるのです。

実は、大手化粧品メーカーは、保湿の無力さを知っています。
では、なぜCMや広告で保湿を強調するのか? その理由は
「凛として美2013年9・10月号」の“今月のテーマ”を
読み返していただければ、明らかになります。

くれぐれもご自分の肌質、肌力を考慮の上、自分に合った正しいお手入れをしていただきたいと思います。

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